個人事業主の屋号の付け方①~屋号にまつわる6つの疑問~

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あなたが個人事業主で、屋号を持っている場合、
屋号を複数持ちたいと思われることがあるかもしれません。

 

このページではそういった『屋号は複数持てるのか』と言うことと
屋号を複数持つとどうなるのかということについて
紹介させていただきたいと思います。

 



☆屋号は複数持つことができるのか?

 

屋号は複数持つことができるのか・・・ということについて
結論から言うと屋号は複数持つことができます。

 

屋号を複数持つ時というのは事業ごとに屋号を持ちそれぞれの屋号ごとに事業展開していきたいという時が一般的です

 

このような時は屋号を持てば良いので、最寄りの税務署で開業届を提出しに行くと良いでしょう。

 

(開業届の提出方法については開業届を提出するための4つのステップを参照ください。)

 

また屋号は複数持てるのですがここで一つ注意することがあります。

 

それは、屋号は複数持たなくても良く、
屋号1つで複数の事業展開を行うこともできるため、
新しい事業を行うからまた開業届を出して
屋号をきめなくてはいけない・・というわけではないということです。

 

個人事業をされている方で、事業を複数行っていく場合、その事業ごとに屋号をもたなくてはいけないのかという疑問を持たれる方もいますが、それは違うため注意が必要になります。

 

☆屋号を複数持つ場合の確定申告とは?

 

屋号を複数持つ人の場合の確定申告も
確定申告をする時にはすべてまとめて申告することになりますので、
屋号1つで活動している時とあまり変わりありません。

 

ただ、確定申告書に書く前の段階では屋号ごとに仕分けをして
処理していく必要があります。

 

最終的に提出する書類には
屋号ごとに計算したすべての合計の結果を
確定申告書に書いていくということになります。

 

☆屋号名はある程度抽象的な名前の方が良い?

 

屋号をつける時は屋号名から事業の内容がうかがえるような
分かりやすい名前をつける方が良いですが、
その際あまりにも限定的で具体的すぎると汎用性が低くなり、
他の事業展開をしづらくなってしまうことがあります。

 

例えば、「○○債務整理専門法律事務所」というように
限定的かつ具体的すぎるとその分野に関わる他の事業展開をおこないづらくなりますので、ある程度は抽象的な名前にしておくようにすると良いでしょう。

 

☆屋号の角数とは?

 

屋号には決まった角数などはありません。

あなたの好きな角数で屋号を決めると良いです。

しかし、屋号の角数の中には、大吉や吉の角数である
5、7、8、9、15、17などの縁起の良い角数があるのも事実です。

そのような角数を持つ会社としては例えば、
ソニー、イオン、ローソン、ユニクロ、セブンイレブン、楽天
などがあります。
そのため屋号に縁起を持たせる時は
このような角数を持つ屋号にするのも良いかもしれません。

 

☆屋号に使用してはいけない名前とは?

 

屋号に使用してはいけない名前と言うものもあります。
それは、法人のような名前のことです。

 

例えば以下のようなものが該当します。

・会社
・合同会社
・合名会社
・合資会社
・〇〇Co.LTD
・〇〇Inc.
・〇〇銀行

などです。

 

以上のような名前は個人事業ではつけてはいけないため
注意が必要です。

 

☆屋号名に個人名を入れても良いのか?

 

これから個人事業を行っていく上では、
屋号に自分の名前を使用することもできます。

 

事業を行う前にすでにその人にネームバリューがあり、
その人の名前を使った方が、事業がうまくいくというような場合は
屋号名に個人名を入れることもできますので、
そのような屋号にするのも良いかと思われます。

 

他にもさらに詳しく知りたいという方は
個人事業主の屋号の付け方②~屋号にまつわる6つの疑問~を参照いただければと思います。

 





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