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あなたが個人事業主として働くときは、
当然ながらお金を払ってくれる顧客が必要になります。
顧客と仕事の契約をする時には『契約書』を用意する必要がありますが、その『契約書』は自分で用意します。
会社に勤めていれば、
『契約書』を含めて必要なものは会社で用意されていましたが、
個人事業主の場合はすべて自分で用意する必要があるのです。
そのため、個人事業主として活動するには
まずは仕事を引き受けるために必要な
『契約書』を用意する必要があるのです。
そこでこのページでは、『契約書』に書くべきことや注意する点を
紹介していきたいと思います。
☆個人事業主が契約書に書くべきこととは?~『業務の範囲と内容』、『報酬』、『支払い条件』~
まず、あなたが契約書を用意する時は
『業務の範囲と内容』、『報酬』、『支払い条件』を明記する必要があります。
『業務の範囲と内容』、『報酬』、『支払い条件』については
箇条書きにして書いても良いですし、文章で伝えても大丈夫です。
ここでのポイントは
あなたの行う仕事内容と報酬、そして支払いの条件が
誰からみてもわかるようにしておくことです。
『契約書』を書く目的は、
後で、言った・言わなかったというトラブルを避けるために
行うためのものなので、
双方が合意したという記録を残すために書きます。
そのため、双方の合意があったということと、
第三者からみてもそのような合意があったという
記録を残しておくようにしましょう。
個人事業主が仕事を引き受ける時は
口約束ではなく、このような記録を残すようにします。
また、仕事の内容の中には、
契約書を用意することのほどでもないようなこともあります。
その場合は『契約書』ではなく、
顧客に『業務内容』と『報酬』、『支払い条件』を書いたメールなどを送って記録を残すようにしておくと良いでしょう。
仕事をする事業主はいつでも
契約をする際には『証拠』を残す必要があるのです。
☆個人事業主の契約書作成~ギャラ(報酬)の設定~
次に個人事業主の方にとって最も興味のある必要事項、
ギャラ(報酬)について紹介していきたいと思います。
ギャラ(報酬)は基本的に『契約書』を用意する側が自由に決めます。
この時、ギャラ(報酬)が高ければ高いほど、
事業主としてはうれしいですが、
高すぎると顧客がつかないため注意が必要です。
ギャラ(報酬)の設定は、
仕事内容に合った適正価格を知った上で、
事業主がどこまでのサービスを提供するのかで決めていくと良いです。
この時、あなたが個人事業主であれば、
時給4000円を目安にすると良いと言われています。
時給4000円というと高額な価格に聞こえるかもしれませんが、
計算して見ると、年収600万円~700万円前後のサラリーマンの給与とほぼ同じ金額です。
契約書に時給4000円と書くと違和感があるため、
報酬の金額を記入する際は、
『報酬の金額』をこれから引き受ける仕事にかかる『時間』で割ったものが『時給4000円』となるようにすると良いです。
例えば、引き受ける仕事が
1日8時間、10日間で仕上げる仕事を引き受けたのであれば
4000円×8時間×10日間=32万円
という計算です。
そのため、契約書に書くギャラ(報酬)は
32万円に設定すると良いでしょう。
これで契約をする人が承諾し
こちらの用意した契約書にサインしてくれれば契約成立です。
これが一般的なギャラ(報酬)の設定方法です。
次のページでは、『契約書』を用意する時に必要な
収入印紙について紹介していきたいと思います。
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