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あなたがもし個人事業を行っていて利益が大きくなり、
株式会社を設立した方が節税できる場面になった時は、
株式会社の設立を検討していくこととなると思います。
株式会社にはその大きな特徴である『所有と経営の分離』というものがあるため、
このページではその『所有と経営の分離』について紹介させていただきたいと思います。
記事の目次
☆法人化のメリットとデメリット・株式会社の特徴とは?~『所有』と『経営』の分離~
あなたが株式会社を設立しようと思っておられるのであれば、
所有と経営の分離について知っておかなければなりません。
なぜなら、もし所有と経営の分離を知らず、
株式会社を設立し、軌道に乗っていったとしても、
ある日突然その地位を剥奪されてしまうかもしれないからです。
そのような悲しい事態にならないためにも、
所有と経営の分離について詳しく解説していきたいと思います。
所有と経営とは簡単に言うと、
会社にお金を提供する人と、
実際に会社を運営する人を分けましょうということです。
所有とは株主のことであり、お金を提供する人、
経営とは取締役など、日常の会社経営をする人のことです。
・所有・・・株主(お金を提供する人)
・経営・・・経営者(会社の経営をする人)
このように、株式会社の設立では、
所有と経営の分離を行います。
☆法人化のメリットとデメリット~創業者はいつ追放されるかわからない『所有者』からも『経営』からも追放される可能性~
設立した会社が一人社長の場合は特に関係ないかもしれませんが、
会社経営に複数の人が関わっている場合、
会社の創業者は『所有者』からも『経営者』からも追放されうる可能性があります。
これは株式会社の大きな特徴で、
創業したからと言って必ずしも永久的に
その地位についているということはできないからです。
なぜならば、株式会社は株主総会で会議された結果を元に
所有者、経営者を決めていくからです。
もしもそこで所有者や経営者から外れるように追い出しを食らうと、
たとえ創業者といえど、所有者からも経営者からも外されてしまう可能性があるのです。
所有者の追い出しには、少数株主の追い出しというものがあり、
一部の株主を強制的に株主から追い出すための措置がとられることがあります。
これは株をたくさん持っている
一部の大株主が行使できる権利のことです。
創業者であってももし大株主による少数株主の追い出しを食らってしまうと所有者からはずされてしまうこともあるようです。
また、『経営者』も株主総会の選任会議で
『取締役』としての追い出しを食らってしまうと
取締役でいられなくなります。
そのため、株式会社を設立する時はあなた一人で経営していくのか、
それとも複数人で経営していくのかであなたの将来の立場が大きく変わっていってしまう可能性があるのです。
もしあなたが個人事業主の延長として
株式会社を設立したいということであれば、一人社長で株式会社を設立し、経営していくようにした方が良いかもしれません。
これはその人の向き不向きがあるため、
何とも言えませんが、一人でまわせるのであれば
なるべく一人でやっていった方が良いでしょう。
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