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個人事業主から法人化をする時は会社を設立するわけですが、
その会社の形態には全部で4種類の形態があります。
あなたが個人事業主で、これから法人成りをしたいという時は
どの会社の形が良いのかということを予め知っておくと
適切な形をとることができます。
そのためこのページでは、
4つの会社の形態の違いについて紹介していきたいと思います。
記事の目次
☆法人化のメリットとデメリット~4つの会社の形態・株式会社とは?~
会社の形の中でも圧倒的に人気があるのは株式会社です。
個人事業主の方が利益を多くとることができるようになってくると
節税のために会社設立を考えますが、その時の形の代表格が株式会社です。
もしあなたが個人事業主で利益が上がってきたから会社を設立したいということであれば、まずは株式会社の設立を検討されると良いです。
株式会社の特徴は、
法人・有限責任・所有と経営の分離あり、という特徴を持つ会社となります。
また株式会社のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
・社会的認知度が高い
・間接有限責任
デメリット
・役員改選の義務あり
・決算公告が必要
このページでは、法人・有限責任、所有と経営の分離については触れませんので、まずは株式会社が持つ特徴を押さえるようにすると良いです。
法人・有限責任、所有と経営の分離についての
詳しい説明は、会社の特徴~法人・有限責任または無限責任、所有と経営の分離~のページで詳しく説明していますのでそちらをご覧ください。
また株式会社の詳しい特徴については
株式会社とは?~株式会社のメリット・デメリットの詳細~
のページで詳しく解説していますのでそちらを参照ください。
☆法人化のメリットとデメリット~4つの会社の形態・合同会社とは?~
会社の形のうち2つ目に挙げられるのが合同会社です。
合同会社とは株式会社の特徴から
『所有と経営の分離』を除いた特徴を持つ会社のことを言います。
そのため合同会社の持つ特徴は
法人・有限責任・所有と経営の分離「なし」という特徴を持つ会社ということができます。
合同会社にする時というのはどのような場合かというと
零細企業を運営していく時に最適な会社と言われています。
合同会社にする主なメリット、デメリットは以下の通りです。
メリット
・1人で設立できる
・役員の任期がない
・決算公告が不要
・間接有限責任
デメリット
・社会的認知度が低い
・合同会社のままでは株式を公開できない
以上が合同会社にするメリット・デメリットです。
合同会社についての詳しい説明は
リンク:合同会社とは?~合同会社のメリット・デメリットの詳細~のページで紹介していますのでそちらを参照ください。
☆法人化のメリットとデメリット~4つの会社の形態・合資会社とは?~
会社の形として3つ目に挙げられる会社の形態として
合資会社という形態があります。
合資会社の特徴は法人・有限責任と無限責任が混在・所有と経営の分離なしという特徴を持っている会社のことです。
合資会社のメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット
・決算公告不要
・内部自治の制約なし
デメリット
・経営者の責任が無限責任
合資会社についての詳細は
合資会社とは?~合同会社のメリット・デメリットの詳細~
のページで詳しく紹介していますのでそちらを参照ください。
☆法人化のメリットとデメリット~4つの会社の形態・合名会社とは?~
会社の形態として4つ目に挙げられるのが合名会社という形態です。
合名会社の特徴は
法人・所有と経営の分離なし・無限責任という特徴を持っています。
合名会社のメリットとデメリットは以下の通りで、
合資会社と似ています。
メリット
・決算公告不要
・内部自治の制約なし
デメリット
・経営者の責任が無限責任
合名会社の詳細については
合名会社とは?~合名会社のメリットとデメリットの詳細~の
ページで紹介していますのでそちらを参照頂ければと思います。
以上が株式会社・合同会社・合資会社・合名会社の違いです。
どの会社も法人という特徴を持っていますがこの特徴については
『個人事業主』とは違うのだな・・・、と押さえておけば大丈夫です。
個人事業主は『法人』ではないということです。
そのためこのページではまず
『会社の種類には4種類ある』ということと、
会社の特徴としては
『法人、有限責任か無限責任か、所有と経営の分離があるのかどうか』という違いを認識しておくと良いです。
4種類の会社についての違いは
これらの特徴で識別することができます。
その特徴を識別できたらあとは、
それぞれのメリット・デメリットを押さえるようにすると
理解が進みやすくなるでしょう。
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